


にゃ〜、難しいにゃ〜、なんでこんなに伝わらないんにゃ〜。



おっ、ネコ助くん、今日はどうしたの?



どうもこうもないにゃ!昨日ネコ上司から、お前はコミュ力が低すぎて話にならないから、休みの日にコミュニケーションでも学んでこい!って怒られたにゃ。ムカついたからもちろん引っ掻いて噛み付いてやったんにゃけどにゃ。



あらら、ネコ助くんはコミュニケーション上手だと思うけどね。



僕もそう思うんにゃけど、猫上司的には全然ダメっぽいにゃ。っていうか何がどうだったらコミュニケーションがうまいって言えるんにゃ?



そっか。そもそもコミュニケーションなんて習うことってあんまりないもんね。じゃあ今日は、コミュニケーションが上手な人が意識している3つのことについてレクチャーしよっか?



にゃっ?そんなのもあるんかにゃ?3つなら覚えられそうにゃから、わかりやすく簡単にシンプルかつ合理的に教えてくれにゃ!
コミュ力が高い人が無意識に大切にしていること



OK!コミュ力が高い人が無意識に大切にしていることは3つ。
省略
一般化
歪曲
省略について



まずは「省略」についてなんだけど、僕たちは全ての会話で必ず省略してるんだ。



にゃっ?どういうことにゃ?



例えばネコ助くん、自己紹介をしてって言われたら何分でできる?



にゃっ?そうにゃな。おっほん。日本一可愛くてかっこよくておちゃめなネコとは僕のこと!ネコ助にゃ!で終わりだから5秒にゃ。



さ、さすがネコ助くんだね。でもそれだとネコ助くんが何をしてるネコかってわからないよね?



にゃっ?どこからどう見てもアイドルにゃろ!逆にアイドル以外に見える可能性があるってことかにゃ?



だね。じゃあネコ美ちゃんから、「もっとネコ助さんのこと詳しく知りたいです!」って言われたら、どうやって自己紹介する?



そしたら全部話すにゃ!うまれた瞬間から今日までのことを包み隠さず全て話すにゃ。



それ、何年かかる?



まぁ、早口で話しても10年はかかると思うにゃ。



だね。全部を伝えようとするとかなり長くなって相手に負担をかけちゃうから、僕たちは常に省略して相手に伝えるのが当たり前になってる。



にゃっ?確かに、僕はいつももっと要点をしっかり伝えてくれ!とか、大事なポイントはどこですか?って聞かれるにゃ。



ということはネコ助くんは省略しすぎて、相手が知りたいポイントについて話せていないってことだね。



ニャルほど。説明しすぎてもダメ、省略しすぎてもダメって難しいにゃ。



いや、省略しすぎてダメってことはないんだけど、ポイントが伝わらないのはダメってことだね。



どういうことにゃ?



例えばネコ助くんが明日の天気を知りたくて、僕に明日の天気を聞いてくれたとしよう。



にゃっ。ちょうど気になってたにゃ。



そしたら僕が、「明日、ネコ助くんの住んでる地域は晴れ時々曇りで、降水確率は1日通して10%。最低気温は12度、最高気温は20度だから、昼は暖かくて朝晩がちょっと冷える感じかな」と答えたとしよう。



完璧にゃ。よくわかったにゃ。



じゃあ僕が今よりももっと省略して「傘はいらないと思うよ」としか答えなかったら?



まぁ、多分晴れってことはわかるけど、ちょっと情報が少なすぎるにゃ。晴れてるなら公園で日向ぼっこしたいしやにゃ、曇ってるなら猫温泉でのんびりしたいから、その辺りももうちょっと聞きたいにゃ。



だね。じゃあ逆に僕がもし、「天気予報の歴史とか、そもそも気圧配置とは何か?とか、例年通りであれば明日はどうか?」ってうんちく含め、長々と説明し出したらどう?



一旦引っ掻いて、とりあえず明日の天気だけを教えてくれにゃ!っていうにゃ。



だね。つまり大切なのは長いとか短いよりも、知りたいことを話せているか?だし、伝えたいことを伝えることができているか?なんだ。多かれ少なかれ、話は省略されてしまうから、残すポイントに徹底的にこだわる!ってこと。



なんとなく意味はわかったけど、どこがポイントなのか?を判断するのは難しそうにゃ〜。



だから、常日頃会話をする時には、自分が話すときには「自分が一番伝えたいことはなんだんだろう?」ってことと、「相手が聞きたいことってなんなんだろう?」ってことを意識するようにして、自分が聞く時には「相手が一番伝えたいことってなんなんだろう?」ってことと、「自分が聞きたいことってなんなんだろう?」ってことを意識する。これを繰り返していると、少しずつポイントを押さえた省略が上手になるよ。



自分が一番伝えたいことすらちゃんと考えたことなかったし、相手が聞きたいことも意識したことなかったにゃ〜。



だよね。だからここでは「自分が一番伝えたいこと」「相手が一番聞きたいこと」「自分が一番聞きたいこと」「相手が一番伝えたいこと」を意識して会話する、と覚えておいてね。



にゃっ!
一般化について



次に一般化についてなんだけど、ネコ助君は会話の中で「普通は」とか「みんな」とかって言葉を使うことってある?



ないにゃ。僕はそもそも普通がなにかわからない猫代表だから、口が裂けても「普通は」なんて言えないにゃ。



なかなか珍しいパターンだけど、いいことだね。じゃあ逆に「普通はもっとこうしろ」とか「みんなネコ助くんのこと悪く言ってたよ」みたいに言われたことは?



あるにゃ。猫上司にはいつも言われてるにゃ。流石にみんなに嫌われるのは落ち込むにゃ〜。



でも猫上司がいう普通ってなんなんだろう?とか「みんなって誰のことなんだろう?」って考えたことある?



ないにゃ。でも確かにみんなはちょっと言い過ぎにゃ。ネコ美ちゃんは僕のこと嫌ってる感じしないしにゃな、大食い猫太郎はご飯以外に興味がないからそもそも猫仲間に対して好き嫌いって感情を持ってないと思うにゃ。



だね。この「普通は」とか「みんな言ってるよ」っていうのがまさに一般化。勝手に一般常識みたいに言ってるけど、実際に確認したら「本人しか思ってないこと」が多々あるし、本人の身近な人2〜3人ぐらいの共通認識ってことも全然よくある。



にゃっ?全然みんなじゃないにゃ!



だね。でもこの一般化って本当に世の中に溢れてるんだ。たとえば「A型の人って几帳面」とか、「〇〇の国の人はみんな〜〜だ!」みたいな。これがポジティブな一般化とか前向きな気持ちになれる一般化なら楽しいし全然いいんだけど、ネガティブな一般化だと心地よくないコミュニケーションになるから要注意。



確かににゃ。「みんながネコ助くんのこと可愛いしかっこいいし最高!って言ってるよ」って言われたら、ちょっと大袈裟だとわかっていても嬉しいけど、「みんながネコ助くんのことイマイチって言ってるよ」って言われたら確認する気も湧かないほど落ち込むにゃ。



だからここでは「みんな」「普通は」と言われたら、一般化されていると思うようにして、自分が一般化するときには「前向きでポジティブな一般化」しか使わない、と覚えておいてね。



にゃっ!
歪曲について



次に歪曲について説明するね。



にゃっ!



これは、人はみんな「自分の信念とか価値観フィルターを通して世界を見ている」ってことなんだけど、ネコ助くんはサングラスをかけたことってある?



あるにゃ?イケメン猫にゃからよくかけるにゃ。



するとちょっと世界が暗く見えるよね。



もちろんにゃ。そのためのサングラスにゃ。



じゃあピンク色のメガネをかけると?



世界がちょっとピンクに見えるにゃ。



ってな感じで、人って心の中で「世界をこういうふうに見たい」と思って見てるんだ。だから「自分はラッキーだと思っている人」には本当にちょっとラッキーなことが起こりやすくなるし、「自分は人に嫌われている」と思っている人には嫌われる出来事が起こりやすい。これが歪曲。



にゃっ?それがコミュ力の高さと何か関係あるんかにゃ?



ある。たとえばなんとなく「この人とはウマが合わないな」と感じることってない?



あるにゃ。しょっちゅうにゃ。



この時、歪曲を理解している人なら、「なるほど。自分の心のサングラス(信念や価値観)が悪い方に反応してるな。何がそうさせてるんだろう?」と、自分の心と向き合うことができるんだけど、歪曲を知らない人だと「この人嫌い、この人のこういうところが気に入らない」と相手を責める言葉がポンポンと浮かんできたり、「人を嫌うなんて自分は性格が悪い」と自分を責める言葉がポンポンと浮かんできちゃうんだ。



確かに。僕はいつも猫上司が悪いと思ってるにゃ。



それはきっと「偉そうにする人はちょっと苦手だな」とか、「思いやりが足りていない人はダメ」という信念があるからじゃない?



そりゃそうにゃ!みんなそう思ってるにゃろ!



あ、「みんな」は一般化だね。ネコ助くんはそう思ってるし、もちろんネコ助くんと同じように思う人もたくさんいると思うけど、世の中には猫上司を見て「堂々としている」とか「自信ありげで安心する」とか「チームのために私情を捨てて判断できる素晴らしいリーダーだ」と思う人だっているはずだよ。



いないにゃ。ありえないにゃ。そんな人がいたら引っ掻くにゃ!



それも歪曲だね。ここでは「人はみんな自分が見たいように世界を見ているし、人を見ているから、コミュニケーション中にネガティブな感情が湧いてきたら、何がそうさせているか?」を自分と向き合うつもりで確認する、って覚えておいてね。



にゃにゃにゃ。
まとめ



最後にまとめていくね。



にゃっ!
- コミュ力が高い人は会話の中で「省略・一般化・歪曲」を無意識に大切にしている
- 省略とは、要点を絞って話しているということ
- 一般化とは、みんな・普通はという言葉で一括りにすること
- 歪曲とは、自分の信念や価値観を通してその人を判断すること
- 良い省略をするために、普段から一番伝えたいことと一番聞きたいことを意識して会話する
- 良い一般化をするために、ネガティブなみんなや普通を使わず、ポジティブなみんな・普通を使う
- 良い歪曲をするために、人のいい部分を見るようにしつつ、悪い部分が見えたら信念や価値観と向き合う



これで心地よいコミュニケーションが取れること間違いなしだね!



にゃっ!コミュ力お化けネコにゃ!



会話の中で「省略・一般化・歪曲」を意識できるようなるだけで、人生はとても豊かになるし、充実したものになるから、楽しみながら「夢がどんどん叶う人生」を作っていこうね!



にゃっ!



とはいえ、人によっては時間がかかったり、本当にこのやり方で合ってるのか?って不安になることもあると思います。そんな方はぜひ、天才Labーステキなミライ研究室ーにご参加ください。僕も一生懸命サポートしますので、一緒に「ステキなミライ」を実現させましょう!



にゃっ!頼むにゃ!





ちょっとまだそこまで勇気が湧きません…という方は、youtubeメンバーシップにオンラインセミナー動画を載せていますので、ぜひそちらでもう少し深く学んでみてください。



メンバーシップなら290円だから、お試しには最適にゃ。



そうだね!しかも内容もかなり濃いから、隙間時間の活用にはもってこいだよ。



にゃっ!勉強するにゃ!
一緒にステキなミライを作りましょうね。
コメント