【対話形式でわかりやすく】自分という壁　 自分の心に振り回されない29の方法〜要約〜

おっ！ネコ助くん、今日は煩悩まみれだね。

なるほど。
早く人気になれたらいいね。

でも、人気者になっても幸せになれるか？はまた別問題だよ。最近のニュースを見てたらわかるでしょ。

他人にも自分の心にも振り回されない心を育てたらいいね。

OK！
じゃあ今日は、「自分という壁　 自分の心に振り回されない29の方法」をもとに、心を整えて穏やかな幸せを手に入れる方法を紹介するね。

まずは僕たちの心を苦しめる煩悩について説明するね。

おっ！いいね！
今回は特に僕たちの心を振り回して苦しめる「我」と「慢」について詳しく話していくよ。

まずは「我」なんだけど、これは「自分を大切にしたい」っていう気持ちのことを言うよ。

そうだね。
でも、これが行き過ぎると大変なことになる。
例えば、

これはまさに「我が強い状態」なんだけど、こう思ってる人が近くにいたらどう？

だよね。
「我」を完全に消すのは難しいから、そこまでする必要はないんだけど、強くなりすぎないように気をつける必要はあるね。

まず、「自分を大切にするのは自分の仕事」だと思うことだね。誰かに満たしてもらおうとするからしんどくなる。

いいね。
あとは、自分のことを満たそうとしすぎるんじゃなくて、自分を大切にするのと同じくらい周りの人を大切にしたらいいね。

OK！
ここでは「我」は自分自身で満たす、と覚えておいてね。

次に「慢」についてなんだけど、一言で言うと「他人と比べてしまう欲」のことを言う。

例えば、

と人を見たときにパッと考えちゃうことだね。

うん。
これも、思っちゃうのは仕方ない。他人との比較がなかったら自分らしさもわからないし、そもそも違いを楽しめなかったら人生の喜びも半減以下だろうし。

比べた後に、ネガティブな感情に支配されちゃうのが危険だね。自分よりすごい人を見て勝手に絶望したり嫉妬したり、自分よりも下の人を見て優越感に浸ったり、サボり出したり。

絶望しても、優越感に浸っても人生はよくならないってわかってても、どうしてもね。

OK！
まずここでは「慢」は人と比べたくなる欲求のことで、それが行き過ぎるとネガティブな感情を生み出すって覚えておいてね。

次に、「我」や「慢」を促進してしまう「三毒」について説明するね。

ちなみに本書では「毒というより猛毒」と表現しているくらいだから、本当に気をつけないといけないね。

三毒は「貪瞋痴（とんじんち）」っていう名前で呼ばれているんだけど、現代語に直すと、

実はこの３つは密接に繋がっていて、例えば恋愛を例に考えるとわかりやすいんだけど、

どう？

多くの人が似たようなループに入ってるんだ。
で、このループに入ると「我」が強くなりすぎたり、「慢」が溢れ出てきて、心も体も人間関係も壊れていくんだ。

OK！ちゃんと解説するから安心して。
まずここでは、「貪瞋痴（とんじんち）」つまり、欲と怒りと無知が僕たちをネガティブループに迷い込ませる、ということを覚えておいて。

いよいよここから、ネガティブループを抜け出すための具体的な方法を説明するね。

その名も、「四諦八正道（したいはっしょうどう）」

わかりやすく言うと「ネガティブループから抜け出すための基本」みたいな感じだね。

はいはい…。
まず「四諦（したい）」について、なんだけど、わかりやすく言うと、

だね。

そうだね。
ちなみに「八正道（はっしょうどう）」っていうのは、その方法が８つあるよって意味だね。

まぁ、そうだね。
ここでは、「四諦八正道（したいはっしょうどう）」はネガティブループを抜け出すための基本的な方法、っていうことを覚えておいてね。

ではいよいよ具体的な方法を解説していくね。

まずはさっさと絶望すること、だね。

実は仏教では、苦しみの元になってる煩悩的なことは全部諦めた方がいいって言われているんだけど、諦めるのに手っ取り早いのが「絶望すること」だから、できるだけ早いうちに絶望しましょうね、と。

いやいや、絶望は本当におすすめ。
僕は会社員時代、「これでもかっ！」ってくらい身を粉にして働いて、時間もエネルギーも使ったけど、全く結果が出なかったし、上司ともうまくいかなかったんだ。それで、絶望した。

完全に折れて、心から実感した。
僕は会社員向きじゃないって。だからもうフリーランスで生きるしかないって腹を括れたんだ。もしあそこで絶望してなかったら、どちらも中途半端になっていたかもしれないし、いまだに合わない上司に一生懸命気を遣ってたかもしれない。

でしょ。
ちなみにお釈迦さまは、死と直面して絶望した人にこう言ってる。

でも、変に慰められよりはいいのかもしれないよね。

うん、そうだよね。今すぐ無理に理解しろ！とは言わないから、ここでは「煩悩を消すのに手っ取り早いのは絶望すること」だし、「絶望からしか生まれない希望もある」ということを覚えておいて。

次は「諸行無常」について説明するね。

そうそう。
意味はわかる？

諸行無常っていうのは、永遠に続くものはないし、絶えず形を変えていくよって意味だね。

例えば、ネコ助くんがもしもネコ美ちゃんと付き合えたとしよう。

でもいつか必ず別れは来る。

まぁまぁ、落ち着いて。
別にネコ助くんが振られる、とは言ってないでしょ。

だとしても、いずれ寿命が来るよね。

もちろん、寿命の問題だけじゃなく、色々な可能性があって、お別れしなければいけないことがある。

そうだね。
いやだよね。
でも、この「諸行無常」を受け入れられないと、人生は苦しい。

でもね、この世のすべては諸行無常だから、つまり悲しみや苦しみも一生続かない。

出会いがあれば別れもあって、別れがあれば出会いがある。ネコ助くんが完全に心を閉ざしてしまわない限り、この世界はあらゆる可能性に満ちている、ってこと。

今はそれでもいいよ。
でも、その気持ちがコントロールできなくて暴走すると、煩悩になるし、ネガティブループを生み出すってことは覚えておいてね。

いつかお別れするかもしれない。だけどそれまでは精一杯向き合おうって決めることかな。結局はすべての苦しみは自分が生み出しているものだから、制御できる範囲でなら全力で向き合っていいと思うよ。

でも、何も知らないのと、知ってるのでは意識が変わってくるはずだよ。

ここでは、「この世のすべてのものは変化し続ける」から執着しすぎない、っていうことを覚えておいてね。

次に「後悔は意味がないのでしない」について説明するね。

お釈迦様は後悔についてこう言っているよ。

これはもう明確に「反省」だね。
じゃあ今後、どうするか？今後にどう生かすか？を考える。

そうだね。
ここでは、「後悔ではなく反省する」と覚えておいてね。

次に嫉妬心との向き合い方を紹介するね。

そっか。
ちなみに嫉妬心にはいい嫉妬心と悪い嫉妬心があるんだ。

いい嫉妬は、嫉妬の対象をいいお手本にして成長のきっかけにすること。悪い嫉妬は、自分は何も行動を変えずに相手の粗探しをしたり、足を引っ張るような行動をすること。

そうだね！僕もいろんな素敵な人をお手本にして日々成長してるよ。

いいね！
ここでは「嫉妬心が湧いたら、お手本にして成長のきっかけにする」と覚えておいてね。

じゃあここまでの内容をまとめていくね。

これでネコ助くんも心、整いまくりだね。

あ、「耐える」とか「我慢する」っていう感覚はよくないね。

いや、修行に関してお釈迦様はこう言ってる。

だから、耐えたり我慢する必要はない。それに耐えたり我慢したりすると、それが原因でネガティブループに入ったりするしね。

うん。
ちなみに、実はこれ以外にも感情のコントロール法ってたくさんあるんだけど、ここで説明すると長くなりすぎるから、もしもっと詳しく知りたいって方は、メンバーシップの「天才Lab-ステキな心理学予備校-」に登録してご覧くださいね。

うん。
感情のコントロール法は、学んでおいて損することはないし、一生役立つ知識だからね。

お試しコースなら月290円だからね！

もちろん、本を読むことも勉強になるから、ご興味のある方は本書を手に取ってみてくださいね。