


にゃ〜。やっぱり自分が悪いんかにゃ〜。



おっ、ネコ助くん、今日はどうしたの?



どうもこうもないにゃ。
新しく職場にきたキャットニャンっていう上司猫といい感じの関係が築けないにゃ。



あらら。いつも話に出てくる猫上司とは違う人?



違うにゃ。いつもの猫上司はなんとでもなるから取るに足らないにゃ。



すごい言い方だね。



でも新しい猫上司のキャットニャンは、海外でもブイブイ言わせてたスーパー社員らしくて、猫女子にもモテモテにゃし、猫幹部や猫社長からも一目置かれているすごい猫なんにゃ。



そうなんだ!すごいね!それで何に困ってるの?



実はキャットニャン上司は、やさしい時もあるんにゃけど、急に怒り出すこともあって、掴みどころがないんにゃ。それで気を遣って頑張ろうとすればするほど、どうしたらいいかわからなくなっちゃったんにゃ。



なるほど。
もしかするとそれ、キャットニャンさん、モラハラ気質があるかもしれないね。



モラハラ?そうなんかにゃ?僕がおかしいんじゃないかにゃ?



う〜ん。もしよかったら、一度モラハラさんの特徴と対処法について説明するから、聞いてみる?



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モラハラさんの特徴



OK!
まずモラハラさんの特徴を6つ紹介するね。



にゃっ。
承認欲求が異常に強い
支配欲が異常に強い
地雷が多い
やさしいときはとことんやさしくなる
都合の悪いことははぐらかす
弱いところを見せて同情を引こうとする



にゃにゃ?
まるでキャットニャン上司のことを言ってるみたいにゃ!
承認欲求が強い



まずは、「承認欲求が強い」について説明するね。



にゃっ!



モラハラさんは、地位とか学歴とか成績とか実績みたいなことにすごく執着しがちで、一言で言うと、「とにかく自分のいいところ」を見せたがるし、見てもらえないと機嫌が悪くなる。



にゃっ。
そうにゃな。いつも高級ブランドのデッカイロゴがついてるスーツで全身を固めてるにゃ。



で、褒めてもらうと気持ちよさそうにするけど、褒めてもらえないと途端に機嫌が悪くなったり、褒めてもらえるようにさりげなく自慢話を始めたりする。



確かににゃ。
いつも海外で働いていた時の話をしてるにゃ。



人間は誰でも承認欲求があるものだけど、それがあまりにも強い人は要注意。お金とか地位とかよくわからないけど凄そうな実績とか、目に見える何かをちらつかせてくる人は、モラハラさんになる可能性が高い。



なんか、そういう人って結構いるにゃ。



いるね。
これから説明するものすべてを総合して判断しようね。



にゃっ!
支配欲が強い



次に「支配欲が強い」について説明するね。



にゃっ!



モラハラさんにとっては「自分の思い通りになるかならないか?」がすごく重要なことだから、自分の思い通りになりそうな人を精神的に揺さぶって支配しようとする。



怖いにゃ。僕も支配されそうになってるってことかにゃ。



そうだね。最初にネコ助くんは「自分が間違えているのかな?」って柄にも無く自分のことを疑ってたよね。



「柄にもなく」は余計にゃ!でも本当にそうにゃな。キャットニャン上司といると、僕が悪い気がしてくるにゃ。



まさにそれが支配されている状態だね。モラハラさんは「俺の方がすごい!だから俺の方が正しい!」「私の方がわかってる!だから私の言うことを聞いた方がいい」と一方的な言い方で支配しようとするし、それに反発してくる人に対しては「あなたはだめ」「あなたはおかしい」「あなたは何もわかっていない」と人格否定ををして、相手が折れるまで攻撃するようになる。それがダメなら今度は陰口や悪口を言いふらして、周囲を固めてあなたのメンタルをへし折ろうとする。



言われてるにゃ!ネコ助はダメなやつ、頭の回転が遅いって顔を見るたびに言われるにゃ!それでちょっと自信喪失してるにゃ。



そっか。それは悲しいね。
ネコ助くんはダメなんかじゃないよ。とってもステキだよ。



泣けてくるにゃ。ありがとにゃ。



とにかくモラハラさんは「自分が絶対的に正しい」というスタンスを持っていて、その正しさを通すためならいろんなことができちゃうから、本当に要注意だね。



にゃっ!
地雷が多い



次に「地雷が多い」について説明するね。



にゃっ!



モラハラさんはプライドが高くて支配欲が強いぶん、自分の弱みを見せることを極端に嫌うんだ。だから、人にちょっとイジられたり、突っ込まれると過剰に反応してキレる。



確かにゃ!キャットニャン上司がコードに足を引っ掛けて転びそうになった時、みんなは温かい目で見て笑ったつもりだったのに、「誰がこんな配線剥き出しで設置したんだ!ありえない!今すぐ改善しろ!」って大声で怒鳴ってて怖かったにゃ。



そっか。きっと「笑われる」とか「失敗したところを見られる」っていうのが耐えられなかったんだろうね。かなりプライドが高そうだね。



高いにゃ。飲み会の時も、みんなキャットマン上司の顔色を伺って、気に入られようとしてるから、その場にいてしんどくなるにゃ。



そっか。みんな地雷を踏まないように気をつけてるんだね。



そやにゃ。
やさしいときはとことんやさしくなる



次に「やさしいときはとことんやさしくなる」について説明するね。



にゃっ!



モラハラさんは基本的にこのアメとムチの使い分けが非常にダイナミック。



ダイナミック?どういうことにゃ?



基本的には初対面の人にはめっちゃやさしいし、包容力MAXっぽく接して、相手を自分の方に引き込む能力に長けているし、その後も自分の支配下にいて、自分のことを尊敬していて、ちゃんと言うことを聞いて、思い通りに動いてくれている間はとにかくやさしい。たくさん奢ってくれたり、やさしい言葉をかけてくれたり、びっくりするくらいにいい案件を振ってくれたり。



思い出したにゃ!僕も最初はびっくりするくらいやさしい言葉をかけてもらったし、ランチのときにも、ちょっといいねこまんまをご馳走してくれたにゃ。



うん。で、それ自体はいいよね。やさしいんだから問題ない。でも問題は、その後、ちょっとでも相手が自分の気に入らない言動をとると烈火の如く怒ったり、人格否定をしたり、冷たくなったりすること。



それもあったにゃ!
僕がキャットニャン上司主催の飲み会の誘いを断ったら、次の日から仕事に対する指摘もキツくなったし、ランチも誘ってもらえなくなったにゃ。



そっか。で、さらにここからがダイナミック。徹底的に否定したり怒ったりして、相手が完全に戦意喪失したな、と分かったら、急にやさしい言葉をかけて慰め出す。



見てたんかにゃ?
3日ぐらい冷たくされて、それで僕が落ち込んで仕事中にも暗い顔をしてたら、急にキャットニャン上司から「あとで会議室に来て」って個人メッセージがきて、それでドキドキしながら会議室に行ったら、「最近、調子悪そうだけどどうしたの?」って聞かれたにゃ。だから正直に「飲み会断った次の日から冷たくされてるような気がしてる」って伝えたら、「そんなはずないだろう」ってやさしく肩を叩かれて、そこから5分くらい僕のいいところをずっと言って褒めてくれて、それで安心して僕が泣き出しちゃったら、「バカだな〜」って優しく抱きしめてくれたにゃ。



なるほど。
それで完全に信用したんだね。



そうにゃ。だから今は、嫌われたくなくていつもキャットニャン上司の顔色を伺うようにしてるにゃ。



そっか。そろそろモラハラさん確定っぽいね。というのもモラハラさんのプロセスは大体同じなんだ。
- 最初にすごい人感を出す
- とにかくやさしくして周囲の信頼を得る
- 気に入らないことがあると烈火の如く怒るor嫌悪感を示す
- 相手がメンタルやられるまであらゆる手段で嫌がらせをする
- 相手のメンタルが落ちたら、すかさず慰める
- 相手が支配下にいる時にはやさしく、そうじゃない時には人格否定を繰り返す



こんな感じ。



こうやって聞くと、確かにダイナミックにゃ。



ね。まるでドラマみたいな展開なんだけど、自分が仕掛けられた側になるとなかなか気付けないんだよね。



全く気づけなかったにゃ。
都合の悪いことははぐらかす



次に「都合の悪いことははぐらかす」について説明するね。



にゃっ!



モラハラさんのわかりやすい特徴として、「自分の非をほとんど認めない」っていうのがある。



確かににゃ。この間もキャットニャン上司が一件、顧客に返信を忘れていて契約解除になりそうな案件があったんにゃけど、「確実に返信した」の一点ばりだったにゃ。システム見れば返信したかどうか?なんて一目瞭然なのに、「確実に返信した」の一点ばりで話にならなかったから、結局契約解除になって、それからキャットニャン上司はチームメンバーを集めて「あえて契約解除になるように動いた」とか、「あの会社との契約関係はここで切れてむしろ良かった」って一生懸命説明してたにゃ。



なるほど。なかなかだね。



そうにゃ。その時は僕も「キャットニャン上司が言うなら間違いない」と思ってたけど、今になって振り返ってみたらおかしな話にゃ。



そうだね。明らかにおかしいね。モラハラさんは、自分の都合がいいことに関してはものすごく合理的に理詰めで話して説得力があるアピールをするんだけど、自分にとって都合が悪いことになると途端に理論が崩壊して全く話が通じない状態になる。そうするとやさしい人から折れていくから、結局折れなかったモラハラさんの理屈が正しい感じになって終わることがよくあるんだ。



とんでもない手品みたいな話にゃな。



そうだね。でも周りの人からしたら、怒っていない時にはやさしいし、怒らせると色々と面倒だから、理屈が通ってなくても自分が折れたらそれで丸くおさまるし、それなら折れておこうかな、という思考になる。



なったにゃ!



それを繰り返しているうちに、「理屈が通ってようと通ってなかろうとモラハラさんの言うことは絶対」みたいになって、独裁状態になるって感じだね。



完全にやられたにゃ。
弱いところを見せて同情を引こうとする



最後に、「弱いところを見せて同情を引こうとする」について説明するね。



にゃっ!



レベルの高いモラハラさんは今まで説明したアメとムチを上手に使って人を支配していくんだけど、それでも中には明らかにおかしい!って気づく人もいる。



いるにゃ。大食い猫太郎は最初からキャットニャン上司のことを「いけすかね〜野郎だ」って言ってたにゃ。



おー、強いね。



で、実際にここのところ、キャットニャン上司の圧に耐えられなくなった社員たちが大食い猫太郎のところに助けを求めることが少しずつ増えてきてたんにゃけど、そしたらキャットニャン上司が急に「僕だって毎日、責任感と孤独に押しつぶされそうで、それでもみんなのことを思って魂を削りながら頑張ってるんだ!」って男泣きをし出したにゃ。



おー、それで?



それで、初めてキャットニャン上司の弱音と涙を見たモンだから、みんな「なんとかしなきゃ」「助けてあげなきゃ」みたいな空気感になって、結局「みんなでキャットニャン上司を守ろう!支えよう!」ってなって、大食い猫太郎のところに相談に行くのは禁止!ってなったにゃ。



恐ろしい話だね。
でも、その涙も弱音もモラハラさんの常套手段。モラハラさんのターゲットになる人って基本的にやさしい人ばかりだから、目の前で誰かが泣き出したり弱音を言い出したら放っておけないよね。



そやにゃ。みんなそれまではちょっとキャットニャン上司のことおかしいかも?って思ってたのに、涙を見た瞬間から急に「理屈抜きで助けてあげたいモード」になってたにゃ。



だね。でも、それでまた支配下に入ると、「自分の意思でこの人のそばにいる」という錯覚も生まれて余計に離れづらくなるし、支配も強まるから要注意。



でもどうしたらいいにゃ?
モラハラさんの対処法



じゃあここから、モラハラさんの対処法を解説するね!



待ってましたにゃ!



対処法は一つだけ。すぐに離れること。



にゃっ?すぐに離れられない場合はどうするにゃ?



離れるための準備をする。



でもそれは会社関係の人なら大丈夫かもしれないけど、家族だったら話は別ニャロ。



そうだね。もしも大切な身内がモラハラさんで、絶対に離れたくない!と思っているなら、家族会に参加する、だね。



ニャルほど。



対処法は今言ったみたいにすごくシンプル。
すぐに離れる
離れるための準備をする
家族会に参加する
すぐに離れる



まず、「すぐに離れる」についてなんだけど、本当はもうこれが一番。



なんでにゃ?



モラハラ気質は本人が「本当に変わりたい!変わらなきゃ!」と思わないと治らないし、思ってもなかなか治らない。



そうなんかにゃ?



うん。モラハラさんの場合、「自己愛性パーソナリティ障害」の可能性もあるから、まずは専門医に診断を受けに行く必要があるんだけど、多くの場合本人はそんなこと認めたくないし、認めない。



そうにゃろな。



でも、もしも今までの支配テクニックが何も通用しなくて周りから全く人がいなくなったらどうなると思う?



このままじゃまずいってなるかもにゃ。



そうだね。もしかすると、それでもそんなの関係ない!って我が道を突っ走る人もいるかもしれないけど、それはその人の人生だから、あなたが関与しなければいけない問題じゃない。で、もしも「変わらなきゃまずい」って思ってもらえたら、そこから治療やカウンセリングが始まって、もしかすると良くなるかもしれない、って感じ。



ニャルほど。離れない限りは本人も変わる必要性がないから変わらないし、こっちも一緒にいるときついし、いいことなしやにゃ。



そうだね。
それにモラハラさんと一緒になる人、被害に遭う人のほとんどがやさしい人だから、「私がなんとかしなきゃ」「治してあげたい」「一緒にいないとかわいそう」と思いがちなんだけど、そう思えば思うほどモラハラさんはパワーアップして余計にモラハラが悪化するから、皮肉なものだね。



怖いにゃ。



だから、もしも本当に愛を持ってその人のことを考えるなら、離れるのが一番ってことだね。



ニャルほど。
離れるための準備をする



とはいえ、すぐに離れられない人もいると思うから、その場合には「離れるための準備」が必要になってくる。



どうしたらいいにゃ?



まず離れられないっていうのは仕事関係が多いと思うんだけど、シンプルに「部署を変えてもらう」とか「配置を変えてもらう」とかで、接しなくていい状態を作ることだね。



そんなことできるんかにゃ。



うん。ちゃんと「どんなことをされたか?どんな実害があるか?」などを記録して、それを感情的にならずに冷静に人事部に伝えたら、配置転換してもらえることはよくあるよ。



ダメだった場合はどうするにゃ?



転職の準備、だね。明らかにモラハラを受けているのに、配置転換をしてもらえないなら会社都合の退職になるから、その間に失業保険をもらいながら転職活動をしてもいいし、勤めながら転職活動でもOK。



そんなに簡単に会社都合にしてもらえるんかにゃ?



もし心配なら労働基準監督署に相談だね。



そやにゃ、もしこのままヤバそうだったらそうするにゃ。



うん。泣き寝入りとか、メンタルが耐えられているうちは耐えようって考えは本当に危ないから、おかしいと思ったら心がやられる前にすぐに動き出そう。



にゃっ。
家族会に参加する



最後に家族がモラハラさんだった場合の対処法だね。



にゃっ。



まずは相手が成人していた場合、とても冷たいように聞こえるかもしれないけど、実害が発生しない距離まで離れるか、お別れする。このスタンスは変わらない。



どういうことにゃ?



とにかく、支配されない距離まで離れること。それは離婚だったり離縁だったりするかもしれないし、縁はある状態のまま距離を保つ、かもしれないし。とにかくまずは自分をしっかり守ることと、相手に気づいてもらえるきっかけを与えることが大事。自分の力でなんとかしようとは思わないこと。



難しそうにゃ。身近にいる人であればるほどそんなに簡単には離れられないにゃ。



そうだね。
だから、まずは家族会への参加をオススメするよ。全国各地、いろんな場所で開催されているから、「モラハラ 家族会 地域名」で検索してみてほしい。すると、無料のものも有料のものも、たくさん情報が出てくるから、その中で自分にとって合いそうだなと思うものを探して連絡したり、参加したりしてみる。



するとどうなるにゃ?



一人で悩むよりもずっと気が楽になるし、もしかすると自分では思いつきもしない良い解決策が浮かぶかもしれない。



ニャルほど。でも離れられるかにゃ。



そうだね。でも、「モラハラされるされない」は相手に主導権があるから、そこはコントロールできないけど、「その相手から離れるか離れないか」は自分でコントロールできる問題だから、自分でコントロールできる問題とちゃんと向き合おう。



わかったにゃ!
僕は早速明日、人事に相談してみるにゃ。



いいね。
まとめ



最後にまとめていくね。



にゃっ!
- モラハラさんはとにかく承認欲求が強い
- モラハラさんはとにかく支配欲が強い
- モラハラさんは地雷が多い
- モラハラさんはやさしい時はとことんやさしい
- モラハラさんは自分にとって都合の悪いことははぐらかす
- モラハラさんは弱いところを見せて同情を引こうとする
- モラハラさんと出会ったらすぐに離れるの一択
- どうしても無理ならできるだけ早く離れるための準備をする
- 家族にモラハラさんがいる場合、早めに家族会や専門機関に連絡する



これでモラハラさんに対する理解はバッチリだね!



にゃっ!自分の身は自分で守るにゃ〜!



モラハラさん対策を理解して実践できるようになると、人間関係も良くなって毎日が充実したものになるから、楽しみながら「自分らしいステキな人生」を作っていこうね!



にゃっ!



とはいえ、人によっては時間がかかったり、本当にこのやり方で合ってるのか?って不安になることもあると思います。そんな方はぜひ、天才Labーステキなミライ研究室ーにご参加ください。僕も一生懸命サポートしますので、一緒に「ステキなミライ」を実現させましょう!



にゃっ!頼むにゃ!





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そうだね!しかも内容もかなり濃いから、隙間時間の活用にはもってこいだよ。



にゃっ!勉強するにゃ!
一緒にステキなミライを作りましょうね。
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