


にゃ〜、メンタル不安定にゃ〜。八つ当たりしたい気分にゃ〜。



お、ネコ助くん、今回は冒頭から危険発言してるね〜。



そうにゃ。
心理学の勉強をこんなに頑張ってしてるのに、なかなか良くならないから自暴自棄になってるんにゃ。



なるほど。
もしかすると、心理学に対して何か勘違いをしているかもしれないから、今日も一緒に勉強しとく?



頼むにゃ。このメンタル不安定キャットを救うために、メンタルを安定させる方法をわかりやすく簡単に、シンプルかつ合理的に教えてくれにゃ!



オッケー!
じゃあ今回は、「心の容量が増えるメンタルの取り扱い説明書」を元にメンタルを安定させる方法を解説していくね!



にゃっ!
心とは?





まずはじめに、そもそも「心」って何かわかる?



んっ?改めて言われると、まったくわからんにゃ。



だよね。なんとなく使ってる言葉だもんね。ちなみに本書では心のことをこう定義している。
心とは、脳・体・環境からなる3人組のバンドである。



どっ、どういうことにゃ?



脳と体と心がお互いに深く関係していて、どれか一つ欠けたり乱れたりしてもいけないってことじゃないかな。



ニャルほど。
確かに頭ではいくらいいことを考えようとしていても、寝不足が3日も続くとイライラしてくるにゃ。



そうだね。
まさにバンドメンバーの一人、体さんが乱れちゃってる状態だね。



そうやにゃ。
それに、いくら頭でいいことを考えていて、体もばっちり健康でも、ずーっと大声で怒鳴り散らしているネコ上司が近くにいるだけで、気分がどんどん滅入ってくるにゃ。



間違いない。
それは環境さんが乱れちゃってる状態だね。



すごいにゃ。
いくら体が元気で、最高の環境が整っていても、「自分には出来っこない」「できるだけ恥をかきたくない」ってネガティブなことばかり考えてたら、どんどん気分も落ち込むしにゃ。



いいね〜。
それは脳さんが乱れてるんだね。



わかったにゃ。
脳と体と環境、このどれか一つでも欠けちゃったら本当に心が乱れるんにゃな。



そうだね!
今日もとっても冴えてるね!



にゃっ!



ここでは、心は脳と体と環境の3人組バンドメンバーってことを覚えておいてね。



にゃっ!
心の健康を支える5つの柱





次に心の健康を支える5つの柱について説明するね。



頼むにゃ!心のバンドメンバーの仲をいい感じに取り持ちたいにゃ!



オッケー!
まず5つの柱はこれ。
- つながる
- 動く
- 気づく
- 学ぶ
- 与える



にゃっ?
具体的に教えるにゃ!
1、つながる



まず、「つながる」に関してだけど、とにかく僕たちは孤立に弱い。



確かににゃ。人は一人では生きていけないってよく聞くにゃ。



うん。
原始時代は今みたいになんでも揃ってなかったから、「孤立=死」だったんだ。だから、僕たちの心はまだその頃のまま「孤立=死」と認識されている。



にゃっ。
それはやばいにゃ。



そうだね。もちろん「死」なんて大それた話じゃなくても、幸福で健康な生活を送る上で良好な人間関係が大事というのは、いろんな研究で年々明らかになっているからね。



そやにゃ。よく聞くにゃ。



だから、自分が心地いいと思える人間関係をいくつか用意しておくことが大事だね。



わかったにゃ!



ここでは、ひとつめの柱は良好な人間関係でつながること、と覚えておいてね。



にゃっ!
2、動く



次に、「動く」について説明するね。



にゃっ。動くってつまり運動のことニャロ?運動はめんどくさいにゃ〜。



もちろん、運動も大事だけど、あえて「動く」と表現したのは、大それた運動じゃなくても大丈夫だからなんだ。



にゃっ?
それを聞いて今、急に興味が増したにゃ。



運動じゃなくても、「とにかく動く」と考えてもらえればOK!というのも動くことで全身の血管に血が巡ると、体のストレス反応が抑えられるから、血液さえ巡ってくれれば動くだけでいいんだ。



にゃっ!
体を守ってくれるんにゃな!



そうそう。
だから、散歩でもいいし、お掃除でもいいし、ちょっと席を立って背伸びでもいいし、とにかく体の血の巡りを良くするように動けばいい。



それなら簡単にゃ!背伸びするにゃ!



いいね!
ここでは、ふたつめの柱は「とにかく動くこと」と覚えておいてね!



にゃっ!
3、気づく



次に3つ目の柱、「気づくこと」について説明するね。



にゃっ!



まず前提として、僕たちの頭の中は基本的に過去のことと未来のことでいっぱいなんだ。



確かににゃ。僕はいつも過去のことを後悔しているし、未来の不安に震えているにゃ。



そうだね。どうにもならないことを考え続けて、ずっと漠然としたストレスを受けている。



最悪にゃ。



そのストレスから抜け出すために、今この瞬間に意識を向けることが大切になってくる。



マインドフルネス的な話にゃろ?苦手にゃ。



マインドフルネスじゃなくても、たとえば散歩中にいつもと違う景色を一つだけ見つけてみる、とか、一瞬だけ耳をすませてみて、今どんな音が一番聞こえるか?を確認してみるとか、こういうことでもいい。



それならできそうにゃ。いつも遊んでやってる猫じゃらしの動きに意識を集中させるにゃ。



いいね!
ここでは、3つ目の柱は「今ここに集中して、何かに気づくことが大切」と覚えておいてね。



にゃっ!
4、学ぶ



次に、4つ目の柱、「学ぶこと」について解説するね。



勉強は苦手にゃ。



それは試験とかテストがある前提で考えてない?



そやにゃ。僕は赤点大王という異名を持っていたくらい勉強が苦手にゃ。



それは大変だったね…。
でもここでいう「学ぶ」はテスト的なものじゃなくても全く問題ないから安心して。



どういうことにゃ?



「好きなことや興味のあることにのめり込む」だけでも脳は鍛えられるし、癒されるんだ。



好きなことでいいならできるにゃ!



うん。どんどん学習して知識が深まれば深まるほど、脳は細胞レベルで発達して、長期的に体の健康に貢献するから、遠慮なくのめり込んじゃっていいよ。



最高すぎるにゃ〜。



ここでは、4つ目の柱は「学ぶこと」と覚えておいてね。



にゃっ!
5、与える



次に5つ目の柱、「与えること」について説明するね。



にゃっ。僕はいつでも与えて欲しいがわにゃ。無条件に与えてもらうことでかわいい猫でいられるにゃ。



そっ、そっか。
ちなみにネコ助くんはヘルパーズ・ハイって言葉を知ってる?



知らんにゃ。新しいドラマかなんかかにゃ?



ありそうだけどね。
ヘルパーズ・ハイっていうのは、人のことを思って行動した時に得られる幸福感のことを指す言葉で、人って人を助けると満足感が増し、ストレスが減り、血圧が下がり、心身の健康のとても良い影響を与えることがわかってるんだ。



にゃっ?
助ける方が幸せになれるんかにゃ?



そういうことだね。



でも、僕は人を助けられるほどお金持ちじゃないにゃ。



いやいや、経済的な支援じゃなくても、いつも元気よく挨拶するとか、道端のゴミを拾うとか、ちょっとしたお手伝いをするとか、ボランティア活動をするとかでもいいんだよ。



ニャルほど!
片っ端から助けまくるにゃ!



あ、おせっかいにだけはならないようにね。



にゃっ…、気をつけるにゃ。



ここでは5つ目の柱は「与えること」と覚えておいてね。



にゃっ!
心のケア、実践してみよう!





次に、もう少し踏み込んだ心のケアについて解説していくね。



頼むにゃ!
基本のケア



まずは基本のケア、これはもうこのチャンネルで何度も言っていることだから詳しい解説は割愛するけど、絶対に外せないポイントだから覚えておいて。
- 睡眠
- 食事
- 息抜き



にゃっ。息抜きってなんとなく罪悪感が湧くんにゃな〜。



それはきっと息抜きを「無駄な時間」だと思ってるからじゃない?



無駄にゃろ。



偉大なアイデアの多くは「息抜き中に閃いている」としても?



にゃにゃ。そんな事実があるんかにゃ?



うん。
脳は息抜き中にこそ、それまでに学んだことを整理してくれるから、お風呂に入っている時やトイレに入っている時、散歩中、寝る前、起きた直後にひらめく人が本当に多い。



にゃっ。寝るにゃ。



そうだね。
寝て、食べて、たくさん遊ぼう!
価値観を知り、大切にする



次に価値観の大切さについて解説するね。



にゃっ。価値観ってわかるようでわからないんにゃな〜。



なかなか難しいよね。
別の言い方にすると「生きる上で一番大切にしたいこと」とか「何のために生きるか?」なんだけど、にしてもやっぱり難しい。



にゃっ。なんのために生きるか、かにゃ〜。
お昼寝かにゃ。



おっ、いいね。
「気持ちよくお昼寝するために生きる」これも全然あり。



にゃっ。なんだか照れるにゃ。



結局、決断を迫られた時に「何を基準に選ぶか?」が明確なら、それはもう価値観が明確と言えるから、ネコ助くんの場合は、「気持ちよくお昼寝できるかどうか?」が選択基準になるね。



簡単にゃな。
そしたらカフェイン入りキャットフードは食べられないにゃ。



そうだね。もちろん、もっとしっくりくるものがあれば変えてもOKだけど、「何のために生きるのか?」の価値観を意識できると日常のストレスはグッと減るよ。



にゃっ!最高にゃ。
感情のキャパシティカップを意識する



次に感情のキャパシティカップについて説明するね。



にゃっ?
全くわからん言葉だらけにゃ。



キャパシティっていうのは容量で、カップは器だから、簡単に言うと器の大きさだね。



ニャルほど。
感情の器の大きさってことにゃな。



そう。
感情の器の大きさは人それぞれで、バケツぐらいの人もいれば、プールぐらいの人もいるし、ワイングラスくらいの人もいる。



にゃっ。僕はおちょこやにゃ。



自分で言うんだね。
で、この器の中身がいっぱいになればなるほど、人は感情的になりやすい。



すぐキレたり、何もないのに泣き出したりってことかにゃ?



そういうこと!
だから、すぐにキレたり、何もないのに泣いたりしてしまう人は、カップの中がいっぱいになっているってことだし、このカップの中がいっぱいの状態が続くと鬱になる。



怖いにゃ。
どうしたらいいにゃ。



方法は2つ。
- 中身の整理を定期的にすること
- そもそもの容量を増やすこと



感情なんてどうやって整理するにゃ?



方法はたくさんあるけどおすすめなのが、
- ジャーナリング
- 筋トレ
- ヨガ
- 部屋掃除
- 行動パターンを変える



だね。



筋トレ、ヨガ、部屋掃除はわかるけど、ジャーナリングと行動パターンについてがわからにゃいから教えてくれにゃ。
ジャーナリング



ジャーナリングは「書く瞑想」って言われていて、そのまま言葉の通り、紙に感情を書き殴るだけ。



それだけでいいんかにゃ?



うん。ポイントは「スッキリするまで書き続けること」と「書いたらビリビリに破って捨てること」だね。



めっちゃ簡単にゃな。
そんなんで本当に効果があるんかにゃ?



もちろん!
本当にスッキリするからぜひ試してみてね。



にゃっ!
行動パターンを変える



次に行動パターンについてなんだけど、そもそもストレスが溜まる環境のルーティンになっているのに気づいていない人、変えようとしない人が本当に多いんだ。



どういうことにゃ?



例えば、嫌な上司がいるのに会社が辞められないとか、満員電車が嫌なのに毎日乗り続けるとか。



仕方ないにゃろ。
そうしないと生きていけないんにゃから。



そんなことないよ。
会社はごまんとあるし、満員電車に乗らなくていい方法もいくらでもある。



そやけどにゃ。



「どうせ無理」だと思っちゃうんだよね。



そやにゃ。



もしも、まったく太刀打ちできそうにないなら、一度視野を広げて専門家に相談するとか、本を読んで知識を広げる、っていう行動をとってもいいかもね。



ニャルほど。
それくらいの行動パターンの変え方ならできる気がするにゃ。
感情の容量を増やす



感情の整理ができたら、次は容量を増やすよ。



にゃっ!頼むにゃ。



実はこれはとっても簡単。
- 脳にいいことをする
- 体にいいことをする
- 環境を整える



この3つでOK。



つまり、ここまで教えてもらったことを実践したら大丈夫ってことかにゃ?



そう!そういうこと。
少しずつだけど確実に容量が大きくなっていって、ストレスに強くなるよ。



にゃっ!
楽しみにゃ!
まとめ





最後にまとめていくね。



にゃっ!
- 心は脳と体と環境の3人組バンド
- 心の健康を支えるのは「つながる」「動く」「気づく」「学ぶ」「与える」の5つの柱
- まずは睡眠・食事・息抜きで基本のケアを徹底する
- 何のために生きるのか?を考えてみる
- ジャーナリングで心を軽くする
- ストレスの溜まる行動パターンを変えてみる



これでネコ助くんのメンタルも安定すること間違いなしだね!



にゃ〜!
できる気しかしないにゃ〜!



実はさらに具体的に踏み込んで、「怒り」「寂しさ」「不安」「罪悪感」「悔しさ」「恥ずかしさ」「悲しみ」なんかのコントロール法も解説したいんだけど、全部解説すると、あまりにも長くなっちゃうから、もし続きも知りたいって方は、メンバーシップの「天才Lab-ステキな心理学予備校-」に登録してご覧ください。



にゃっ!僕も登録してみてみるにゃ〜。



うん。
感情のコントロール法は、学んでおいて損することはないし、一生役立つ知識だからね。



それを毎月数百円で学べるのは、本を読むのが苦手な僕にはありがたいにゃ。



お試しコースなら月290円だからね!



本を買うより安いにゃ。



もちろん、本を読むことも勉強になるから、ご興味のある方は本書を手に取ってみてくださいね。



にゃっ!
一人ではなかなか難しいという方は僕の主催する天才Labにご参加くださいね。
一緒に心を鍛えましょう!
ということであなたの毎日がますます幸せでいっぱいになりますように。
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