このページでは 自己有用感とは一体何か?と、自己有用感の高め方についてわかりやすく説明します。
自己有用感とは?

そもそも自己有用感とは一体なんでしょうか。
もしかするとあまり聞きなれない言葉かもしれません。が、あなたの毎日をより良くするために必要なものになりますから、しっかり勉強しましょう。
【自己有用感】
自分の属する集団の中で、自分がどれだけ大切な存在であるかということを自分自身で認識すること。
北島貞一「自己有用感 -生きる力の核-(田研出版)」
で、自己肯定感との違いはなんにゃ?
自己肯定感→自分は価値があると思う感覚(自己評価)
自己有用感→誰かの役に立っていると思う感覚(他者評価)
あなたは、誰かの役に立てているという感覚を持てていますか?
自己有用感が低い人の特徴

1、すぐに諦めてしまう
自己有用感(誰かの役に立てている感覚)が低いと、ちょっと大変なことがあるとすぐに挫折してしまいます。
なぜなら、人は「自分のためだけに頑張る」のが極端に苦手だからです。
これは、 誰も見ていない時についついサボってしまう感覚に似ています。
逆に、今やっていることが誰かの役に立てているなら、少しくらい大変でも頑張れるのです。
2、幸せを感じられない
平成24年に行われた内閣府の幸福度に関する研究会の調査によると、 「自己有用感が低いと現在の幸福感が低い」という結果が出ました。
これはシンプルに、人は人とのつながりの中でしか生きていられないという前提が影響していると考えられます。
ハーバード大学では75年以上にわたり、700人以上を対象に「幸福」についての調査をしました。その結果、 幸福度が高い人は人間関係が良好だ、という結果が出ています。
自己有用感とは、誰かの存在が前提ですから、「 自己有用感が低い=人間関係が良くない=幸福度が低い」となってしまうのです。
幸せを感じられないのは致命的にゃ。
- すぐに諦めてしまう
- 幸せを感じることができない
自己有用感が高い人の特徴

1、積極的に発言・行動できる
自己有用感が高いと、 「自分の行動=誰かの幸せ=自分の幸せ」と考えているので、行動することにあまり躊躇がありません。
その結果、先回りで誰かの役に立てて、さらに自己有用感が高まります。
2、思いやりがある
自己有用感が高い人は、常に誰かの役に立ちたいアンテナを持っているので、困っている人がいるとすぐに助けます。
その結果、 常に誰かに感謝され、さらに自己有用感が高まります。
3、人と関わるのが好き
自己有用感が高いと、人間関係がどんどん良好になっていくので 自ずと人と関わるのが好きになっていきます。
逆に今、人付き合いが苦手だけど得意になりたい方は、自己有用感を高めるといいでしょう。
- 積極的に発言・行動できる
- 思いやりがある
- 人と関わるのが好き
じゃあ次は自己有用感を高める方法について説明していこう!
自己有用感を高める5つの方法

ここでは自己有用感を高める方法をお伝えしていきます。
自己有用感を高めるには、大前提として「自分の居場所と役割を作る」ことが必要です。
そもそも人との関わり合いを持つことが難しいという場合は、自己肯定感を高めることから始めましょう。
人との関わり合いを持ちたい!もしくは自分の居場所がすでにある・役割もあるという方は、できる範囲で構いませんので、これからおすすめするワークに取り組んでみましょう!
1、とにかく「おかげさまです」「ありがとうございます」と人に感謝する癖をつける
どんなに素晴らしいことがあっても、「幸せを感じられない人(=自己有用感の低い人)」は、感謝をしません。そんなの当たり前だ!と思ってしまうからです。
当たり前のことに感謝出来ない人は、誰かに感謝をしてもらっても受け取りません。
「当たり前のことをしただけなので、感謝しないでください。」とせっかく感謝をされても受け取り拒否をしてしまいます。
これではいつまで経っても、人の役に立っている感覚は得られませんので、自己有用感は高まりません。
逆に、よく感謝できる人は、感謝されると喜んで受け取ります。
感謝することもされることも気持ちいいことで、大切なことだと考えられるからです。
この、 「感謝慣れ」することがとても大切になってくるので、まずは 「おかげさまです」「ありがとうございます」をとにかく口癖にしましょう。
2、喜んで雑用をする
自己有用感を高めるために重要なのは、 「人の役に立つこと」です。
しかし、日常生活の中で「人の役に立てる場面」はそうそうありません。
そこで、 手っ取り早く人の役に立つために雑用を率先して行うのです!
会社内での雑用、家庭内での雑用、とにかく自分のコミュニティー内での雑用を率先して楽しそうにやってください。ある瞬間から、 その組織にとってあなたが欠かすことの出来ない人物に変わります。
3、ボランティア活動に参加する
自己有用感を満たすためには、「自分の居場所・役割を持つことが前提」とお伝えしましたが、何も 今いる環境の中だけで満たす必要はありません。
新しく居場所と役割を作るのもありです。その際に手っ取り早いのが「ボランティア団体活動への参加」です。ボランティア活動なので、相当おかしなことをしない限りは感謝もしてもらえますので一石二鳥です。
私も、時間があるときにフリースクールにボランティアに行っていました。
4、寄付・募金をする
コンビニの募金箱や、何かの支援団体に募金をするというのも微力ながら効果的です。自分の時間を割く事なく自己有用感を高めることが出来ますので、非常に効率的です。
私は、ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップというものに登録し、月額で寄付しています。
支援している子供から手書きのお手紙がもらえるので、すごく自己有用感が高まります。
できる範囲からで構いませんので、ぜひ寄付や募金も行ってみてください。
5、自分の才能を生かして誰かを喜ばせる
結局これが一番です。
自分の才能を生かして、誰かの役に立つこと。
あなたは自分の才能に気づいていますか?
もしまだ気づいていないということであれば、ぜひこの記事を読んでみてください。
- とにかく「おかげさまです」「ありがとうございます」と人に感謝する癖をつける
- 喜んで雑用をする
- ボランティア活動に参加する
- 寄付・募金をする
- 自分の才能を生かして誰かを喜ばせる
最後に

人の役に立つにゃー!
もし人の役に立つのが難しいということであれば、無理にする必要はありません。
その場合、まずは自己肯定感から高めていきましょう。
ただ、いつか必ず自己有用感を高めて人の役に立てる実感を味わってください。
人に喜んでもらって、自分も嬉しい!ってやっぱり人生において最高の経験ですから。
あなたの日々が幸せで満たされますように。
心理カウンセラー
サイトウユウスケ
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