人の悩みはすべて対人関係の悩みだ。
と、アルフレッドアドラーは言いました。
すべて、とまではいかなくても、
人間関係で悩んでいる人は多いと思います。
何が一番心配で、人間関係に悩むのか?
恋人との関係、
子どもとの関係、
親との関係、
会社での人間関係、
友人との人間関係、
様々な人間関係の中で、
僕たちが一番恐れているのは、
孤独ではないでしょう。
だから、
フラれたり、
無視されたり、
怒られたり、
誘われなかったり、
そっけなくされたりすると、
大いに傷ついてしまうのです。
そもそも、僕たちの遠い祖先(まだ自給自足していたころ)は、
食べるのも、住むのも、遊ぶのも、
ひとりではできませんでした。
物理的にも精神的にも、
ひとりでは絶対に生きていけない時代があったのです。
つまり、「孤独=死」だったわけですね。
だから、僕たちは人間関係で大いに悩むわけです。(先祖代々だったわけです。)
マイナスのループに陥るのが一番こわい
人間関係で悩んだとき、ほとんどの人が、
自分を責めるか、
相手を責めるか、
境遇を責めます。
自分を責める人は、
「私が価値がないからだ。」
「私がバカだからだ。」
「私って最低」
と、自分を攻撃して、
どんどん自分を下げていきます。
すると、自己肯定感がどんどん下がっていき、
やがて、自信をなくし、人前に出ることを恐れて、
さらに孤独になってしまいます。
自己肯定感についての詳しいお話はこちらの記事をご覧ください。
他人を責める人は、
「あの人は何もわかっていない」
「あの人はバカだ!」
「あの人が全部悪い!」
と、盲目的に相手を攻撃して、
どんどん敵を増やしてしまいます。
すると、もともと理解してくれていた人たちまで遠のいてしまい、
より強く孤独を感じてしまい、
その孤独を埋めるために、さらに攻撃的になってしまい、
気が付いたころには孤立無援の焼野原状態になってしまいます。
このタイプはどちらかというと、
自分に厳しく、仕事ができる人が陥りやすいようです。
最後に、
境遇を責める人は、
「もっとお金持ちの家に生まれていたら」
「もっと理解のある両親に育てられていたら」
「もっと自分を生かせる環境に生まれていたら」
と、変えることが出来ないことにばかり目を向けて、
行動しようとしません。
すると、ますます境遇は悪化していき、
気がついた頃には、本当に身動きが取れなくなってしまい、
より孤独になってしまいます。
人間関係に悩んだらやるべき、たった一つの解決法
では、一体どうしたらいいか?
答えは簡単です。
そんなときは、
今、対立している誰かや、
今、関係がうまくいっていない誰かのことを考えるのでなく、
今、関係が良好な誰かと、
より良い関係を築くにはどうしたらいいか?
を真剣に考えて行動すればいいのです。
今のあなたのことを大切にしてくれている人、
今のあなたを好きでいてくれる人、
今のあなたとウマが合う人が、
絶対に一人はいるはずです。
その人のことを、徹底的に大切にしてください。
恩返ししてください。
サプライズで喜ばせてください。
感動で泣かせてください。
すると、人間関係の悩みはあっという間に吹き飛びます。
そもそも、
人間関係に嘆いていたり、
文句を言っている人ほど、
身近な人を大切に出来ていないケースが多いです。
あなたは、
あなたのことを大切にしてくれている人のことを
本当に大切に出来ていますか?
もしも今、人間関係で悩んでいるなら、
それはきっと、
もっと身近な人や、
あなたといい関係の人をより大切にしましょう!
という合図です。
ダマされたと思って、一度ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ないものねだりではなく、
今、ある幸せを大切にできる日常を。
あなたと、
あなたの大切な人が、
もっともっと幸せになりますように。
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