


にゃ〜。最近、アドラーっていう人を知ったんにゃけどすごい人なんかにゃ〜?



おっ、ネコ助くん、すごい人に興味を持ったね!アドラーは心理学の3大巨頭なんて言われてるぐらい有名な人だし、実際に理論も的確だし、すごい人だよ。



そうなんにゃな〜。ちょっと立ち読みしようと思ったけど、難しくてその場で爆睡しちゃって店員さんに怒られたにゃ。



なるほど。
確かにはじめてアドラー心理学を学ぼうと思うとちょっと難しい部分もあるかもね。



なんとなく日常生活で使えそうなところををサクッと教えてくれにゃ。



OK!じゃあ今回ははじめてアドラー心理学を学ぶなら、ここだけは抑えておこう!っていう部分を解説するね。



頼むにゃ!わかりやすく簡単にシンプルかつ合理的に頼むにゃ!
アドラー心理学の教え



まず、アドラー心理学で知っておきたい5つの考えを説明するね。



にゃっ!
自己決定性
目的論
全体論
認知論
対人関係論



にゃ〜、やっぱりそろそろ寝ようかにゃ〜。



大丈夫、ちゃんとわかりやすく解説するから諦めないで!
自己決定性



まず「自己決定性」について説明するね。



にゃ!



これは「自分のことは自分で決めていいよ〜」ってことだね。



にゃっ?当たり前のことにゃ。



そうだね。
でも結構、日常生活で見失う人も多いんだ。例えばネコ助くんは、今の仕事を「辞めたい」って思ったことある?



あるにゃ。しょっちゅうにゃ。



じゃあ、なんで辞めないの?



やめたらご飯食べれなくなるからにゃ。



そっか。じゃあ、「ご飯を食べるために仕事をしたい!」ってこと?



にゃっ。言われてみれば、そうにゃな。ご飯食べれなくなるくらいなら仕事したいにゃ。



つまり自分で「仕事をしたい!」って思いながらも「やめたい!」って思ってるってこと?



そうにゃけど、なんか違うにゃ!やめたいのは猫上司のことが嫌いだからにゃ!



なるほど。
じゃあ、転職してもいいわけだよね?



そ、そうにゃけど、また新しい職場を探すのがめんどくさいにゃ!



なるほど。ということはつまり、「新しい職場を探すめんどくささよりも、今の上司と仕事をした方がまし」と自分で決めたわけだね。



にゃ〜〜〜!むかつくにゃ〜〜〜〜!!引っ掻くにゃ〜〜〜!



そうなんだ。アドラー心理学は結構核心をついてるから、きつい。けど、これが自己決定性。自分で決めていいし、実際に自分で決めていることが多いんだよってこと。



でも、遺伝とか生まれた国とか、自分で決められないこともあるにゃ。



そうだね。
だから、自分で決められないことやコントロールできないことは気にしなくていい。でも、自分で決められることまで諦めるのは違うから、ちゃんと自分で決められることを見極めて、自分で決定していこうね!っていうのが自己決定性。



難しいにゃ。



そうだね。理解と実践には大きな溝があるからね。
ここではまず「自己決定性とは、自分で決められる範囲のことは自分で決めていいってこと」と覚えておいてね。



にゃっ!
目的論



次に目的論について説明するね。



にゃっ。



これは一言で言うと、「人は目的達成のために一番いいと思う行動を無意識のうちに取ってるよ」ってことだね。



なんか良さそうにゃ。



いい場合もあるし、悪い場合もある。



どういうことにゃ?



例えば、ネコ助くんは会社で怒ることってある?



あるにゃ。会社でも会社以外でもしょっちゅう怒ってるにゃ。



そ、そっか。それはなんで?



ムカつくからにゃ!この前も猫上司が夕方になってから新しい仕事依頼をしてきて、それで飲み会をキャンセルする羽目になってキレたにゃ。



なるほど。
ネコ助くんは今、「急な仕事依頼をされたからキレた」って言ったよね?



いったにゃ。



それは「原因論」って考え方だね。「急な仕事依頼をされて楽しみにしていた飲み会がなくなった」という原因があるからキレました、と。



そうにゃ。



でもこれを目的論に言い換えると、「キレた方がみんなが心配したり同情してくれるかもしれないからキレた」になる。



なんでにゃ〜〜〜!!なんでそうなるにゃ!



そもそも怒るとかキレるの目的は、「注目を集めたい」「同情してもらいたい」「わかってもらいたい」「すごいと思ってもらいたい」「手っ取り早く相手を支配したい」「自分の凄さを見せつけたい」「自分は動かずに周りになんとかしてもらいたい」「甘えたい」「依存したい」だもんね。



キツイにゃ。サイトウさんは「キレる」とか「怒る」に関してキツい見解を持ちすぎてるにゃ。



ごめんごめん。
でももしもネコ助くんの目的が本当に「飲み会に参加する!」だったら、対応は変わってたはずだよ。「今日は無理と上司に断りを入れるか」「同僚に回して後日お礼をするか」「仕事は受けるけど締め切りは3日後にしてもらう」とか。キレる以外の選択肢の方が「飲み会に参加する」って目的を達成できそうじゃない?



確かにそうにゃ。



だからアドラーは、「こういう原因があるから仕方ない」という生き方ではなくて、「こういう目的があるから、そのためにどうするか?」を考える生き方をしよう!って言ってるんだ。これが目的論。



キツイにゃ。でも確かに原因ばかり考えてても前に進まないもんにゃ。目的を考えて行動するにゃ。



そうだね。
ここでは「僕たちは、どんな目的のために何をするか?を考えて行動しているし、そうした方がいい」と覚えておいてね。



にゃっ。
全体論



次に「全体論」について説明するね。



にゃっ!



例えばネコ助くんは「頭ではわかってるけど、心がついてこない」とか言っていったことある?



あるにゃ。
猫上司の発言には毎回言ってるにゃ。



これに対してアドラー的に言うと、「頭も心も自分のもので一つなので、つまりそれは理解していないということ」と言っている。



にゃっ!?だから、頭ではわかっているって言ってるにゃ!



まぁ、落ち着いて。たとえば、「早く行動した方がいいのはわかるけど腰が重くてなかなか行動に移せない」と思ったことは?



あるにゃ。それも毎日思っているにゃ。



つまりアドラーの全体論的に言うと「はじめから行動に移す気がない」ということになる。



だから、なんでにゃ〜〜〜〜!!!



例えば、ネコ助くんが新しいスマホを買ったとしよう。



最高にゃ。



でも、全く動かないし、電源も入らない。



最悪にゃ!ムカつくにゃ!



そこでお店に持っていたら、店員さんから「あ〜、これ、〇〇という部品が調子悪いみたいですね。それ以外は完璧なんですけどね。むしろそれ以外はもう文句なしで完璧ですよ」と言われたとしよう。



でも結局スマホが動かないし電源が入らないなら意味ないにゃ!



だよね。それがまさに全体論!部品がどうとか関係ないから、スマホ動くようにしてよ!ってことだよね?



そうにゃ!そういうことにゃ。



アドラーも全く同じことを言ってる。心とか体とか頭とか色々理由つけてないで、「あなたはどうしたいの?」「あなたはどうなの?」と。



にゃっ・・・ニャルほど。僕はずっと心のせいにしたり、頭のせいにしたり、腰のせいにしてたにゃ。



そうだね。これは最初の自己決定性とも繋がっているんだけど、頭とか心とかの前に、「本当はあなたはどうしたいの?」が重要だよってことだね。



やっぱりきついにゃ。



ちなみに僕個人的には、頭も心も体もそれぞれ大切だと思うし、全体で見るのも大切だと思うから、どちらかに偏りすぎなければいいかなって思うよ。



にゃっ、確かにそうにゃな。



アドラーの全体論的には、「で、結局あなた本体はどうしたいの?」ってことだと覚えておいてね。



にゃっ!
認知論



次に「認知論」について説明するね。



にゃっ!



これは一言で言うと、「人は自分が見たいように世界を見ている」なんだけど、ネコ助くんは「スイーツ」って言ったらどんな印象?



甘くて美味しくて最高のものにゃ。僕のボロボロのハートを癒してくれるお供にゃ。



なるほど。でも今ダイエットしている人にとっては「最大の天敵!」かもしれないし、子育て中の人からしたら「ご飯の前に子供の目の前に出してはいけないもの!」かもしれないし、ある女の子にとっては「愛を伝える手段」かもしれないね。



確かにそうにゃな。



こんな感じで、同じもの、同じ出来事、同じ景色、同じ状況でもそれぞれに感じ方が違う、ということだね。



まぁ当たり前のことにゃ。



そうだね。
だから、ネコ助くんの苦手な猫上司のことも大好きで仕方ない人がいる。



にゃにゃにゃ…。確かに、猫上司のデスクの上にはいつも子猫たちの写真が飾られてあるにゃ。大切な家族がいるんにゃな。



そうだね。ここでは「認知論は、人それぞれ感じ方が違うんだよ」ということ、と覚えておいてね。



にゃっ!
対人関係論



次に「対人関係論」について説明するね!



にゃっ!



対人関係論を一言で言うと、「そもそも僕たちが持っている悩みは全部人間関係の悩みだよ」だね。



そんなことないにゃ!僕はお金のことでも悩んでいるにゃ!



いい視点だね。でもお金がなくても、助けてくれる人や援助してくれる人がいたらお金で悩む?



にゃっ?悩まないにゃ。



だよね。実はこの人生のすべての悩みは「人間関係が根本にある」んだ。



まじかにゃ。
「本当にやりたいことがわからない」とかっていう個人的な悩みもかにゃ?



そうだね。
その悩みはネコ助くんの目に入るところに「本当にやりたいことをやっている人」がいるからか、誰かに「本当にやりたいことをやろう」と言われたから持ったんじゃない?



確かに。サイトウさんがやりたいことをやって生きてるから、それで僕も「いいな〜」って思ってそこから悩み出したにゃ。…ということは僕が悩んでいるのはサイトウさんのせいにゃ!引っ掻くにゃ!!



ちょっと落ち着いて。
まぁでも、「仕事のこと」「恋愛のこと」「遊びのこと」も、すべて人間関係が土台にあるから、あながち間違いじゃないんだけどね。でもそれを人のせいにするのは違うよ。



にゃっ。
じゃあどうしたらいいにゃ?



ちゃんと詳しく解説するから安心してね。
ここでは、「すべての悩みは人間関係が土台にある」と覚えておいてね。



にゃっ!
幸せに生きるために大切な3つのこと



次に、アドラー流、幸せに生きるために大切な3つのことを解説するね。



にゃっ!
自己受容
他者信頼
他者貢献
自己受容



まずは自己受容について説明するね。



にゃっ。



さっき自己決定性のところでも話したけど、僕たちが自分で決められることに関しては、自分でどんどん決めていったほうがいいよね。
- 住む場所
- 付き合う人
- 仕事
- 趣味
- 遊び
- 髪型
- 服装
- 行動
- 表情
- 姿勢
- 食べるもの



挙げればキリがないほど、自分で決められることってあるよね。



あるにゃ。



でも自分ではどうにもできないこともある。
過去・生まれた場所・先天的な何か



そやにゃ。



こういう、どうにもならないことに関して、「まぁそういうもん」と思えたり、「まぁいっか」と思うのが自己受容。積極的にポジティブに捉えようとする必要はなくて、「まぁそういうもん」ぐらいの感覚が大事。



で、どうするにゃ?



で、もう自分にはどうにもできないことに関しては考えても恨んでも愚痴っても、どうにもできないわけだから、それはそれで置いておいて、自分でどうにかできる部分に意識を向けて「自己決定していく」んだ。



ニャルほど。「まぁそういうもん」はいい言葉にゃな。



うん。でも変えられないことよりも変えられることの方が多いのは間違いないから、変えられない部分はささっと「そういうもん」と受け入れちゃって、変えられることに目を向けたいね。僕も身長が高くないから、学生時代は「身長が高ければもっとスポーツも活躍できたのに〜」とか「モテるのに〜」と思ってたけど、よくよく考えたら身長が高くなくてもできるスポーツはあるし、モテと身長は関係ない人には関係ないし、ただないものねだりをして不幸になってただけなんだよね。



ニャルほど。



だから、「変えられないこと」に関しては、「まぁそういうもんだからいいか」で受容、覚えておいてね。



にゃっ!
他者信頼



次に「他者信頼」について説明するね。



にゃっ!



アドラー心理学での他者信頼は一言で言うと「無条件で人を信じる」なんだけど、



無理にゃ。絶対に無理にゃ!すぐにねこねこ詐欺に引っかかるにゃ。



そうだね。
ここはアドラー心理学の中でもかなり難しい部分だし、実際に悪用されちゃうリスクもゼロじゃないないから、ここではあえて「他人のいい部分を一つでも見つけられるようにする」ということにするね。



どういうことにゃ?



いきなり完全に信じ切るんじゃなくて、信じられるポイントだったり、ステキなところを見つけようとする意識を育てるんだ。すぐに「あの人のここがダメ」「あの人は全く信用できない」と決めつけるんじゃなくて、「この部分はもしかすると」とか、「面白い部分はあるよね」と、あえていい部分を見つけてみる練習をするんだ。



するとどうなるにゃ?



すると、自然と相手からも信頼されやすくなって、いい関係を築きやすくなる。でも、1日2日でマスターできることじゃなくて、時間をかけてコツコツとだね。



わかったにゃ。
とりあえず、すぐに人の悪いところを見る癖をやめて、猫上司のいいところを探すようにするにゃ。



そうだね。
ここでは「他者信頼とは無条件で相手を信じること、だけど、まずは相手のいいところを見つける癖をつけることからでOK」と覚えておいてね。



にゃっ!
他者貢献



次に、「他者貢献」について説明するね!



にゃっ!



これは一言で言うと「仲間のために何か役立つことをする」だね。



これはなんとなくできそうにゃ。



そうだね。
でも、ただ役に立つことをするんじゃなくて、「自分が好きで得意で、苦にならないこと」で役に立つことができたら完璧だね。



それは理想にゃな。



うん。
義務感で他者貢献すると、見返りがない時にイラッとしちゃうし、認めてくれる人にだけ依存しちゃったりするからね。できるだけサラサラとした他者貢献を自分らしく!が理想だね。



確かににゃ。サイトウさんもこうやって心理学のことを配信してるのは他者貢献ってことかにゃ?



そうだね。
本当に好きでやってるだけなんだけど、喜んでもらえるからこそつづいている!っていうのも大きいね。



いいにゃ〜
僕も僕らしい他者貢献したいにゃ。



うん。まずは笑顔で接するとか、ゴミを拾うとか、挨拶を自分からする、とかでも大丈夫だから、苦にならない範囲で他者貢献しようね。



にゃっ!
まとめ



最後にまとめていくね。



にゃっ!
- 自己決定性とは、自分で決められることは自分で決めること
- 目的論とは、どんな目的で何をするか?を考えて行動すること
- 全体論とは、「で、結局自分はどうしたいの?」を明確にすること
- 認知論とは、「人それぞれ見ている世界が違う」ということ
- 対人関係論とは、「すべての悩みは人間関係から生じる」ということ
- 自己受容とは、「変えられないことは、まぁそんなもん」と受け入れること
- 他者信頼するために、すべての人のいいところもみつけるようにする
- 他者貢献するために、自分が好きなことで誰かを喜ばせる



これでアドラー心理学の前提をバッチリ理解できたね!



にゃっ!博識ネコにゃ〜!



アドラー心理学の基礎を理解して実践できるようになると、人間関係も良くなって毎日が充実したものになるから、楽しみながら「自分らしいステキな人生」を作っていこうね!



にゃっ!



とはいえ、人によっては時間がかかったり、本当にこのやり方で合ってるのか?って不安になることもあると思います。そんな方はぜひ、天才Labーステキなミライ研究室ーにご参加ください。僕も一生懸命サポートしますので、一緒に「ステキなミライ」を実現させましょう!



にゃっ!頼むにゃ!





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そうだね!しかも内容もかなり濃いから、隙間時間の活用にはもってこいだよ。



にゃっ!勉強するにゃ!
一緒にステキなミライを作りましょうね。
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