にゃ〜、なんかイライラするにゃ。
おっ、ネコ助くん、今日はどうしたの?
どうもこうもないにゃ!取引先の新しい担当に上からまり猫って猫が来たんにゃけど、会話の内容がいちいち全部鼻につくにゃ。
お〜、そうなんだ。たとえば?
「本当は勉強あんまり好きじゃないんだけど、とりあえず猫東大は出てます」とか「マリンスポーツっていいイメージなかったけど、パパがモルディブに別荘を買ったきっかけで始めたらハマったんです」とか「知り合いのモデル猫仲間たちからいつも遊びに誘われて休む暇がない」とか「こういう会社で働いてる方が逆に地に足ついてていい」とか、とにかく鼻につくにゃ。
なるほど。いわゆるマウント、マウンティングってやつだね。
山じゃないにゃ!猫にゃ!
山はマウンテンね。マウントは「自分の凄さを証明しようとしたり、相手を見下そうとしたりする行為」だね。
まさにそれにゃ!上から目線すぎてみんなドン引きしてるのにまり猫は気づいてないにゃ。一波乱ありそうにゃ。
そうだね。マウントを取るのが癖になっている人に対してドン引きした態度を取っちゃうと、一波乱あるかもね。
にゃっ?でもドン引きにゃろ。昨日はメールで「いつも英語でしかやりとりしてないので、日本語での表現が難しくて、すいません。」って送ってきてたにゃ。日本語も僕よりもよっぽど上手なのにムカつくにゃ。
あらら。そうなんだ。このままだとお互いにとって良くないことになりそうだから、マウント癖がある人の対処法についてレクチャーしよっか?
頼むにゃ!わかりやすく簡単にシンプルかつ合理的に頼むにゃ!
マウントに対する適切な対処法
OK!じゃあまずなんでマウントしちゃうのか?について説明するね。
にゃっ!
これはシンプルに承認欲求を満たすため、なんだけど、人には「生理的欲求・安全欲求・所属欲求・承認欲求・自己実現」っていう5つの欲求があるよって、心理学者のアブラハム・マズローが提唱したんだけど
あぶらだらけのハムは不味そう?そりゃそうにゃな。あぶらは適度がいいにゃ。
アブラハム・マズローね。この5段階欲求説はとても有名なんだけど、聞いたことある?
ないにゃ。サクッと教えてくれにゃ。
OK。例えばネコ助くんはいきなり無人島に放り出されたらどうする?
なくにゃ。ネコ美ちゃんに会えないことを嘆き悲しむにゃ。
そっか。そのあとは?
お腹が空くから食べ物を探すにゃ。あと水にゃな。
そうだね。それが生理的な欲求。食べ物がなければ生きていけないから生きていくための最初の欲求だね。食べ物が確保できたらどうする?
そしたら寝床にゃな。ちゃんと落ち着いてぐっすり寝れる環境を作るかにゃ。あとご飯を横取りされないような倉庫も作ろかにゃ。
いいね。それが安全欲求。最低限生きていけると分かったら、次はよりよい環境を作りたくなるよね。これが2番目の欲求。じゃあ安全も確保できたら次は?
本当に無人島なのか?を確認したくなるかもにゃ。もしかしたらどこかに村があるかもしれないしにゃ。
だね。それが所属欲求。人は一人では生きていけないから、仲間とかチームに属したくなる。これが家族だったり、会社だったりコミュニティだったり部活だったりするんだけど、これが3番目の欲求。じゃあ村を見つけてそこの一員に無事なれました。次は?
そやにゃ。せっかくなら、ただの一員として過ごすんじゃなくて、その村の人たちから「ネコ助君はすごい!」って言ってもらえるような何かがしたいにゃ。
いいね。それが4番目の欲求、承認欲求だね。じゃあみんなにすごい!って認めてもらえるようになったら?次は?
そしたら、そうにゃな、そんなにみんなに褒めてもらえたり必要としてもらえたらきっと嬉しくて感謝の気持ちが溢れてきて、何か恩返ししたくなるやろにゃ。どうせなら僕にしかできない何かで村の人たちを喜ばせたいにゃ。
それが5番目の欲求、自己実現欲求だね。つまり、上からまり猫さんは4番目の状態にいるわけだね。
ニャルほど。5段階欲求説は分かったにゃ。で、何が言いたいんにゃ?
まぁ承認欲求は大体みんな自己実現欲求の前に経験するよってことだね。
でもあんなに酷いのは初めて見るにゃ。
きっとそうしないと生きていけない環境だったんだよ。ちなみにここから本題なんだけど、マウントを取られるとなんか困ることってある?
にゃっ?なんか馬鹿にされてるようでむかつくぐらいにゃ。
なるほど。それ以外は?
特にないにゃ。
だね。特にないんだよね。マウントを取る人って実は「傷つきたくない!」って強く思ってるし「認めてほしい!」とも強く思ってるから、それっぽい自慢話をたくさんするんだけど、「あえて誰かを傷つけたい」とは思ってないんだ。
どういうことにゃ?
悪意はないケースがほどんどってこと。
うそにゃ!絶対にマリ猫は僕のことを馬鹿にしてるにゃ!そういう顔をしてたにゃ。
そう感じるのはネコ助くんが劣等コンプレックスを持っているから、だよ。学歴のこととか趣味のこととか海外にいったことがないこととか、英語が話せないこととかに対して、ネコ助くんがネガティブに捉えてるからそれが悪い形で反応しちゃってるんだ。
引っ掻くにゃ!それじゃサイトウさんはマリ猫にマウントされても嫌じゃないんかにゃ?
実害がないからね。全く嫌じゃないよ。むしろどんな別荘なのか興味があるし、東大でどんな勉強をしてたのか?も気になるし、マリンスポーツは何にハマってるのかも聞いてみたいし、話すのが楽しいだろうなって思うな〜。
ずるいにゃ。自分だけ余裕があるキャラを演出してるにゃ!むかつくにゃ!騙されないにゃ〜!
だからまず、マウントを取られた時には「実害があるかないか?」を考えて、ないのにムカついてしまうなら「自分の劣等コンプレックスが反応している」と思えばいい。ちなみに劣等コンプレックスについては別動画で解説してるから概要欄にURLを貼っておくね。
にゃ〜。なんかちょっと腑に落ちないにゃ。
それはきっと負けてる感じがするから、じゃない?
そうにゃな。実害はないけど敗北感があるにゃ。
だね。マウントに反応するってことは自分も勝ち負けで考えている証拠なんだけど、勝ち負けで競い合うと勝つこともあるけど負けることもあるから、あまりいいことはない。だから最初から戦わないのがいいよ。
頭ではわかってるけど負けたくないにゃ!スカッとしたいにゃ!
それならこの言葉を覚えておくといいよ。「結局マウントを取ってくる人よりも、取られないように抵抗する人よりも、気にせずに飄々としている人が一番、側から見ていると魅力的に見える」。
どういうことにゃ?
例えば、マウントに対して全く嫌な顔をせずに対応できてる人って会社に誰かいない?
いるにゃ!ネコ美ちゃんにゃ!確かにネコ美ちゃんはマリ猫から「私って美容にズボラなんで、いっつもすっぴんなんですけどやばいですかね〜。」って言われた時も「とっても素敵ですよ。すっぴんだなんて信じられないです。なんか意識してることあるんですか?」って普通に返してたにゃ。そしたらマリ猫は嬉しそうに自己流の美容術を語り出してたにゃ!どこがズボラなんにゃ!ってくらい色々と語ってたにゃ。
そうなんだ。それを見ててどう思った?
ネコ美ちゃん、最高!って思ったにゃ。ちなみに同じような話をマリ猫がお局猫菊さんにした時には猫菊さんが「嘘おっしゃい!うっすら紅塗っとるがね!私が若い時は本当にすっぴんでもっと綺麗だったわよ!」って言われてて、最終的には取っ組み合いの喧嘩をしてたにゃ。
なるほど。それを見ててどう思った?
取引先同士で取っ組み合いはやめてくれと思ったにゃ。
それはそうだね。マウントを取る側も取られまいとする側も周りから見たらどっちもどっちだね。つまりお互いが戦いのリングに上がった選手になってる。でもネコ美ちゃんは、マウントに対して純粋な興味を持って質問をすることで、選手ではなくアナウンサーの立ち位置を確保したんだ。アナウンサーと戦う選手っていないもんね。さすがネコ美ちゃん。
ネコ美ちゃん、すごすぎにゃ!僕はすぐにリングにあがろうとするにゃ。でも確かにアナウンサーの方がいいにゃ。
だね。だからまず、承認欲求は誰にでもあるものだから仕方ないと思う。
にゃっ。
そしたら次に、マウントに対して「実害があるかないか?」を判断する。でもマウントはほとんどの場合は害がないから、害がないと判断できたらあとは純粋に興味を持って色々と質問して会話を楽しむ。
害があったらどうするにゃ?
相手の承認欲求を満たしながら、自分の意見も言う。例えば「僕の方がおかしいのは確実なんですけど、これはこうしたいんです。なんとかなりませんか?」みたいな感じ。あなたが悪いんじゃなくて僕のこだわりなんです、みたいな感じだね。そうするとほとんどの人が承認欲求を満たしたいだけだから「どうぞ」となる。
ニャルほど。それでも意見を聞いてもらえなかったらどうするんにゃ?
その場合は、今後も実害があることをされ続ける可能性があるから、離れるしかない。けどそんなパターンはかなり稀だけどね。
わかったにゃ。ちなみに、実害はないけどいつまでもマウントトークが終わらなくてめんどくさいと思ったらどうするにゃ?
その場合は、普段から極力目を合わせないようにしつつ、いざという時は「もっと話を聞きたいんですけどちょっと今時間がなくてすいません!」と、会話を終わらせる。これをなん度もしていると自然と別の人のところに行くようになるよ。
ニャルほど。よくわかったにゃ。
とはいえ、マウントをとってくる人は仲良くしてても本当に特に害はないから、害がない範囲で楽しく会話するようにしているとあるとき急に手助けしてくれたり、困ったときに協力してくれたりするから、無碍にしないことをオススメするよ。
でもなんかムカつくんにゃな〜。
ということはつまり、ネコ助くん自身のメンタルを整えて成長するチャンスだね。
にゃにゃにゃ。まだまだ修行が必要にゃな。
まとめ
最後にまとめていくね。
にゃっ!
- マウントを取る人はとにかく傷つきたくないし承認欲求を満たしたい
- 実害がないなら純粋な興味を持って質問することで相手の承認欲求を満たす
- 実害があるなら、相手の承認欲求を傷つけないようにしつつ離れる
- マウントを取る人は勝ち負けにこだわるので、そもそも戦わないようにする
- 戦わないようにするためにリングアナウンサーに徹する
- どうしてもモヤモヤするなら劣等コンプレックスの解消をする
- マウントを取る人も味方につけると思いもよらない協力が得られたりする
これでマウント対策はバッチリ問題なしだね!
にゃっ!アナウンサーネコにゃ!
マウンティングに上手に対処できるようにになるだけで、人生はとても豊かになるし、充実したものになるから、楽しみながら「夢がどんどん叶う人生」を作っていこうね!
にゃっ!
とはいえ、人によっては時間がかかったり、本当にこのやり方で合ってるのか?って不安になることもあると思います。そんな方はぜひ、天才Labーステキなミライ研究室ーにご参加ください。僕も一生懸命サポートしますので、一緒に「ステキなミライ」を実現させましょう!
にゃっ!頼むにゃ!
ちょっとまだそこまで勇気が湧きません…という方は、youtubeメンバーシップにオンラインセミナー動画を載せていますので、ぜひそちらでもう少し深く学んでみてください。
メンバーシップなら290円だから、お試しには最適にゃ。
そうだね!しかも内容もかなり濃いから、隙間時間の活用にはもってこいだよ。
にゃっ!勉強するにゃ!
一緒にステキなミライを作りましょうね。
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